水族館見聞録①「カワスイ 川崎水族館」前編

こんにちは、ふーめーきんです!
先日、私が以前から気になっていた
とある『水族館』に行ってきました!
某肺炎でヤバいこのご時世ですが、
めっちゃ楽しかったです!(小並感)
多少熱くなるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします!
この水族館は『川』がメイン?
さて、今回行ってきた水族館は神奈川県は川崎市にある『カワスイ 川崎水族館』(以下カワスイ)です。

↑川崎駅。この近くにカワスイが…
で、このカワスイ、一体何処にあるかといいますと…

この『川崎ルフロン』という大型ショッピングセンターの9~10階に存在します。
……いや本当なんですよ。本当にフロアの一部を利用して作られているんです。ただお察しの通りだと思いますが、イルカやアシカなどのプールをこのビル内に作るのは構造上無理です。(※1)
そういう訳で、ここにはイルカとかアシカとかそういった芸達者な海洋動物はいません。ついでに言うとまともな海水魚すらいません。(※2)
じゃあ何がいるの、という話なのですが、ざっくり言うと川魚です。世界中の。
あとはカピバラとか、モモンガとか、カメレオンとか、オニオオハシ、ショウジョウトキ等々…川魚メインにしては結構いろんな鳥獣がいますが、カピバラは新江ノ島水族館、ショウジョウトキは鳥羽水族館にもいたりするので特に気にするでも無し。
因みに日本初の駅前商業施設内の水族館でもあるカワスイ、今回は前情報ほぼ無しで行ったため、少ない総面積とは裏腹にたくさんの工夫に驚かされ、正直に言って想像以上の面白さでした。
カワスイには昼と夜がありまして、時間帯によって展示される生物が変わるようです。私が行った時間帯は午後すぎなので当然昼の方です。
ここで注意点なのですが、ふーめーきんは淡水魚より海水魚の方が知っている情報が多く、知らない川魚に対して「何だコイツ~⁉」とジョイマン高木を見た人のような感想がでることもあり、正直すべてを解説することは出来ません。あとスマホカメラで撮影するのがとても下手です。
その辺と一部のネタバレを考慮した上で見て下さい。ではでは。
※1…というか元々は西武百貨店がその殆どを占めていた場所ですので、そういうものを考慮していることは全く無いと考えます。
※2…一応子供の頃と晩年に近いときは海水魚であるニホンウナギがいるのですが、純粋に生まれてから死ぬまで海水魚、といえる魚は見た限りいなさそうです…。
カワスイを見に行った日本人の反応
まず最初のエリアは『多摩川』です。川崎に一番近い水源ですね。


ヤマメやニホンウナギ、コイにアカハライモリなど、比較的ポピュラーな日本の淡水生物が多め。
そしてその中で一際目立つのはやはりアユです。アユそのものの希少性もさることながら、寿命の関係性もあって(アユの寿命は約1年)あまりアユが展示されてる場所って見ないような気がしますし。
ただ…

うぅ~……
アユもウグイもせわしないなぁ…
これじゃあ速すぎて撮れないよ…
どれもなんかピンボケだったり
ブレが酷かったりしてるし…
…ってちょ、ちょっと待って!
逃げないでってば~!
アユを撮るだけで5分くらいかかり、ウグイに至っては結局まともに撮れませんでした。相手は生き物なので致し方ないのですが…。というかこれ以降の動き回る魚も殆ど静止画に残せてません。皆様にお見せ出来ないのがちょっと残念です…。




↑顔が丸っこくて口が下向きなのがアユ、口先が尖っているのがウグイです。ブレブレ。
続いては『オセアニア・アジア』のエリア。オセアニアはオーストラリアとかが属している地域です。

ニシキマゲクビガメやオーストラリアハイギョ、スッポンモドキなどあまり見ない顔ぶれが最初にお出迎え。


↑左はニシキマゲクビガメ、右はオーストラリアハイギョ。流木と同化している…!

中でも驚いたのはこの子。何だと思いますか?これ、童謡とかで聞いたことある人もいるかもしれません、ワライカワセミです。
実際に鳴いてくれたわけでは無いんですが(うるさいし)、実物をこんなに近くで見れるとは思いませんでした。
因みにこの飼育室、昼はワライカワセミが、夜はフクロモモンガが見れるそうです。そっちもそっちで見てみたい…!
さて、その先にはパールグラミーの水槽が。『グラミー』の名前が出たという事はきっとあの子も…とすでに私の中で密かな期待感が走っていました。

↑パールグラミー。左下辺りのヒレの長い子です。オスは口内保育をするんだとか。
…いました。『キッシンググラミー』です。

キスをするような口の動きからその名がついたのですが、確かにほかの魚と比べて口の部分が発達しています。しかしこのキスは別に愛情表現とかではなくて、オス同士が喧嘩をする時の行動なのです。
キスの映像を見たことがあるんですが、すごく熱いキスでした。ズキュウウウンって擬音が見える感じの。BL?なんのことやら。
他にも、アロワナの中でも人気の高いアジアアロワナ、形やその光沢がナイフそっくりなナイフフィッシュ、腕利きのスナイパーであるテッポウウオなど独特の形態を持つ生き物が目白押し。
特にアロワナは希少性が高く、飼育する際にはワシントン条約に基づいた許可が必要になるくらいなので、皆さんもアロワナをしっかり目に焼き付けておきましょう。


↑左がアジアアロワナ、右がナイフフィッシュ。アロワナはカメラ目線をくれました。


↑左はテッポウウオ、右はトランスルーセントグラスキャット。スケスケなナマズです。

そういえばここのエリア、
メコンオオナマズ(世界最大級)とか
パーカーホ(世界最大のコイ)とか
いたけど今後どうなるんですかね?
一応まだ成長中だとはいえ、どちらも
将来は最大3メートルくらいに
なるはずなんですけど…。
アフリカの怪魚にふーめーきんも大興奮⁉
続いてのエリアは『アフリカ』。あまりアフリカの淡水魚ってイメージできないですね…。ただナイル川はあるのは知ってるんですが…。

まず目に留まったのはネオランプロローグス・ブリシャルディ。何かを守るような行動をしていたのですが、そこにはなんと赤ちゃんが。小さすぎてまともに写せなかったのですが、かわいいので載せておきます。


↑ネオランプロローグス・ブリシャルディ。赤ちゃんは恐らく数ミリ程度。
奥では更にたくさんの魚や爬虫類がお出迎え。



こちらはテトラオドン・ファハカというフグの仲間です。カメラが見えているのか結構顔をこちらに向けてきました。
フグの仲間でも気性の荒い方なのでもしかしたら威嚇されてたのかも…?
こちらはパンサーカメレオン。パンサーっぽい模様から名づけられたそうですが、意外と緑っぽくないですね…。
いや、カメレオンだから擬態してたのかもしれないですけど。
それでこれはヘミシノドンディス・メンブラナケウスという、サカサナマズの中でも最大級の子です。
サカサナマズは名の通り、お腹を上に向けた状態、人間で言うと背泳ぎの状態で泳ぎます。ですがこの日は何故か立ち泳ぎをしていました。なんでだろう。
他にもパーソンカメレオンがいる場所では夜にショウガラゴが見られるそう。
さらにその先で、私が思ってもみなかった生物に遭遇。それは…


あ、アフリカハイギョだーっ⁉
そこにいたのはアフリカハイギョの最大種、プロトプテルス・エチオピクスが。いやもう本当にびっくりしました。1メートル近いハイギョが悠然と水槽内を泳いでいるもんですから。
ハイギョは、魚類の中でもほとんどいない「肺呼吸を行う魚」です。何かメリットあるの?と思う人もいると思うので説明します。
アフリカの一部地域の夏は乾季で川が干上がるほどになるのですが、ハイギョは土の中に潜って、粘液で部屋を作り、雨期になるまで夏眠をします。その際、呼吸の効率的にはえら呼吸より肺呼吸の方が断然良いです。この点で、ハイギョ的には肺呼吸の方が生存に有利という事になったのです。
また、ハイギョは魚類から両生類へと進化を遂げる起源に近く、その姿は4億年前からほとんど変わっていません。生きた化石に近いと思います。
そして…


うわあぁぁぁっ!
呼吸したあぁぁぁぁっ‼
(注:当たり前です)
その呼吸の瞬間を撮影することが出来ました。もう感動で一杯です。
また、視界が悪い所で生活しているために視力が落ちているのか、泳いでるときにあちこちぶつかっててちょっとドジっ子っぽく見えてかわいかったですね。
さて、ここで一旦一区切りしまして、後半に続きます。ここまでだいぶ端折ったんですがそれでもかなり長くなりましたね…。
後半では別エリア、南アメリカへと向かいます!お楽しみに!
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