モーションキャプチャーとの甘苦い思い出
更新日:2020年3月2日

えー、どうもふーめーきんです。
今回は私が母校の文化祭に行った時の話なんですが…
何と言いますか、「毛むくじゃらの犬の話」みたく
オチが分からない話になることを予め伝えておきますね…
前書きはここら辺にして。
皆さんはバーチャルユーチューバー(Virtual YouTuber)って知ってますかね知ってますよねすみません。というか、最近はインターネット以外のメディアにも出るようになったので少なくとも単語自体は知っているのでは?
それにちょっとだけ関連して、自分のアバターを作ってVR空間で他の人と会話したり生放送したり、果ては何人かで寝たりできる「VRchat」というものがあって、最近私の知り合いも始めたらしいんですね。女の子のアバターで(リアルの彼は男です)。
そう、彼は俗に言う『バ美肉(バーチャル空間で美少女に受肉する事)』をしてたのです。
ここまで話して、Twitterでお世話になってる人は多分「いやお前一応TSクラスタやろ」「なんでバ美肉に対してそんな言い草を」と思っているのではないでしょうか。
一応釈明をさせていただくと、わたしはバ美肉に関しては大賛成です。TSに対する一つの正解ですし、それに釣られた方も一緒にTS沼に堕ちてくれればなお良しです。ただ他人のはともかく、いざ自分がやってみたときにイマイチ良い結果にならなかったんですよね。
いやまあ、VRとモーションキャプチャー(長いので以降MCと呼称)って結構違うんですけども…。
時は昨年の9月。まだ秋も台風も来ていない頃、私の母校の文化祭があるというので久々にお邪魔することにしました。そして文化祭のパンフレットを見たとき、一つ気になるモノが…

おっ、「MC体験会」かぁ…
疑似的なバ美肉みたいで面白そう!
という訳でそれまでは他に気になった箇所を見て回っていますと、あっという間に予定時刻に。いざ教室に入ると、モニターとクロマキー(※1)用の 巻き取り式スクリーン 、そしていくつかの機械。MCの仕組みはKinect(※2)を使用し、人の動きにMMD(※3)を合成して操作するものでした。
※1…特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術。ガチャピンが背景スクリーンと同じ色だったために身体の一部が消滅する事件があった。
※2…Xbox 360の周辺機器として海外で発売され、 プレイヤーの位置や動き、声、顔を認識する事ができるデバイス。他のMCとは違い、スーツなどを必要とせず、手ごろな値段で購入できる。
※3…3DCGソフトウェア「MikuMikuDance」の略称。3DCGを使ったアニメーション制作ができる。フリーウェアである。(最重要)
何故か私以外のお客さんが来ていませんでしたが、さあ初めてのMC体験です!投影するMMDは初音ミクちゃんで行きます!
……

……………???
…ええっとぉ…これはぁ…?
ええと、投影自体は成功しました。ですがミクちゃんと私の対格差が激しかったのでしょうか、下半身が盛大にバグりました。(参考ですがリアルの私の身長は180cm位です)

一応それ以外の感想を述べさせて頂くと、なんとなく「鏡を見てる」感じがして「私、今ミクちゃんの身体で動いてる…」という気分になり、いつの間にか来ていた奥様方からあら最近の技術ってすごいわねと言われ、「他人から見られている」ことに異様な興奮と羞恥を覚えました。
しばらくして下半身の扱いにも慣れ、「ブーンAA(※4)のポーズが安定する」ということに気がつきまして、後半はただひたすら大きな動きをせず、おっかなびっくりで女の子っぽい動きをしてました。その中で取り敢えずまともだと思えるのが↓です。

ど、どうですか⁉(ミクちゃんが)かわいいでしょ?…⁉
※4…匿名掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」で生まれたAA(アスキーアート)のキャラクター、「内藤ホライゾン」の愛称。
なんとなく、「私はバ美肉は無理かもしれない」と考えがよぎった体験でした。(でも、そのサークルメンバーとも色んな話をして盛り上がれたので全体的に見ればいい思い出でしたし、VRとはまた勝手が違うと思うのでまだ完全には諦めてはいませんが。)まあ何はともあれ、非常に楽しめた一日でした。機会があればまた挑戦してみようと思います。その時は欲音ルコ♀とか良いんじゃないでしょうかね。

あの時は本当に複座な感情になってましたね…
見られて恥ずかしいわ、物理法則が乱れて面白いわ…
…もしリアルで私が女体化したら
あんな反応になるんでしょうかね…?怖いなぁ…
Comments