音楽の世界記録を調べてみた:日本編

連日、雨が降ったり猛暑だったりで
大変ですよね…ふーめーきんです。
今回は久々の雑談記事ですね!
音楽の世界記録とは言ったものの、
芸術分野なので何でもありのような
気がしないでも無いですが…
1、別にネタ切れではないです。
今週と先週で結構イラストや漫画の方に時間を使ってしまっていたのでちょっと薄口のネタになってしまっただけです。まあ前回は結構情報過多だったのでこういうのも偶にはいいです……よね?
そんな訳で今回はタイトル通り「音楽に関する世界記録」を調べてきました。…といってもwikipedia及びギネスブックからの出典なので、ソースは非常に曖昧だと思われます。(今年に記録の更新があった、なんてことがあったら目も当てられませんね……)
具体的にどういう記録があるのかというと、例えば、世界で最も売れた(男性)音楽グループである「The Beatles」や、世界で最もストリーミング及びインターネット上でミュージックビデオが再生された20世紀発表の曲、「ボヘミアン・ラプソディ」(Queen)など、一度は聞いたことのある曲やアーティストが数多く犇いています。これらの記録に関しては字面からなんとなく想像出来そうですが、最も多くの言語が使われているシングルと聞くと何のことか分からない人も多いと思います。これ実は、アナ雪でお馴染みの「Let It Go」の事なんですよね。
このくらい意外と想像しにくいものもあったりするのですが、今回は音楽に関わる世界記録を持つ日本人アーティスト及び日本発の曲などを紹介したいなと思います。
2、アーティストって具体的な感じしないよね
・世界で最も売れた演歌歌手
この記録を持つのは三橋美智也さん。まぁ演歌なら日本人だよなって感じですが、当時の状況が状況だけにかなり凄かったのではと思います。活動時期は1940年代前半から1990年代前半まで、総売り上げ枚数は1億枚とされています。全盛期の昭和30年代前半は「三橋で明けて三橋で暮れる」と言われるほどの絶大な人気を誇ったとのことですから、当時はそのくらい人気があったという事ですね。
この人の代表作は多いのではっきりとは言えませんが、「東村山音頭」の歌唱を担当していたり、明治「カール」CMソング「いいもんだな故郷は」やスーパーファミコンの「がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜」のテーマソング「ゴエモン音頭/ゴエモン町を行く」などは知っている人は多いのではないでしょうか。
・世界で最も売れたJ-POP歌手
最近では「兵、走る」でお馴染みB'zさんです。総売上枚数は8200万枚。こらそこ、少ないとか言わないの。もしかしたらもうちょっと売れてるかも知れないじゃないですか。もしくはWikipediaが間違ってるかもしれないじゃないですか。(記録は平成30年のもの)…というか、今更B'zの説明要ります?個人的には「ウルトラソウルの人達」でほぼ通じると思うのですが……。
一応補足しておくと、メンバーは松本孝弘さんと稲葉浩志の2名で結成されていて、ハードロックをベースとしながらもアコースティック、ブルース、ジャズ、ソウル、サイケデリック、ファンク、ヘヴィメタル、レゲエ、ラテン、マーチ、歌謡曲など様々な音楽ジャンルを作品に取り入れた楽曲を制作しています。日本国内のいわゆる「J-POP」の中でハードロックをベースにチャート上位を狙いながら活動しているのはB'zくらいしかいないとも言われているとかなんとか。
・世界で最もデビュー曲からのシングルチャート初登場連続1位記録を持つアーティスト
矢鱈長い条件が付いていますが、この記録を持っているのはKinKi Kidsさんです。日本のオリコンチャートにおいてデビュー曲から32作連続1位を獲得していて、こちらはギネスブックにも記載されています。因みにWikipediaの他のチャートイン記録を持っているアーティスト、KinKi Kids以外だとアメリカのアーティストしかいないんですよね。(マドンナとかレディー・ガガとかボブ・ディランとか)
あともう一つ余談なのですが、ジャニーズ事務所の創始者、ジャニー喜多川さんも世界記録を持っていて、
最も多くのコンサートをプロデュースした人物。2000年〜2010年に8419回。
最も多くのチャート1位シングルをプロデュースした人物。1974年〜2010年に日本のオリコンチャートにおいて232曲。
最も多くのチャート1位アーティストを生み出したプロデューサー。日本のオリコンチャートにおいて35組。
この3つを保持していて尚且つどれもギネス記録になっているという。親も子も凄いですねこれ。
・世界一人数の多いポップグループ
なんとなく分かるとは思いますがAKB48さんです。2013年3月時点で88人が在籍していました。当然こちらもギネス認定されています。一応、期間限定ユニットとしては、煩悩ガールズというグループに109人が在籍していたことがあるのですが。
少しずれた話をするようですが、煩悩って108個ではなく実際は36個だそうです。なんでも、過去現在未来の3つ分の煩悩36個を振り払うための物らしいですよ。
・最高齢でゲーム音楽を作曲した作曲家
こちらは、ドラゴンクエストシリーズなど、様々なゲーム音楽を手掛けるすぎやまこういちさんの記録です。この記録はゲームの発売日をベースとしていて、2017年7月29日、86歳109日で自身が作曲した『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が発売され、現在はこれが最高記録となっています。
日本は特に最高齢の記録を持つ方が多く、世界最年長ラッパーであるきんさんぎんさん(当時両者共に100歳)や、世界最高齢のバンドのゴールデン・シニア・トリオさん(2015年時点で平均年齢83歳)が最高齢の記録を保持しています。

どうでしょう、意外といっぱい
いる感じしませんか?
まあ実際はアメリカとイギリスが
殆どを占めてる訳なんですが…
さぁ、次は楽曲、アルバムです!
私的にはこっちの方が
カオスと言うか何と言うか…
3、トンデモ楽曲大集合!!
・世界一長い歌
飽くまで歌詞がついている曲の中の話ですが、「ねがい」という合唱曲が最も長い歌とされています。広島市立大州中学校2001年度3年生有志によって作詞、「広島合唱団」団長であるたかだりゅうじさんによって作曲され、2002年に発表されました。
元は4番までしかない歌なのですが、iEARNの日本国内組織である「JEARN」による「みんなで「5番」を作りましょう」という企画に世界中から応募が殺到して、2007年8月2日には1000番、2010年11月には2000番まで作られることになりました。2020年現在、確認できる範囲では2106番まで存在しています。
2007年11月29日に放送された『世界のすんごい1位と世界のすんごいビリを全部見せちゃいますSP!!』では、歌の1023番の詞を作詞した錦野旦さんがフルコーラスを11時間39分22秒(全1023番)の時間を要して歌っていました。また、この曲の著作権はJEARNが所有していますが、編曲、翻訳、改作については「連絡さえしてくれれば大いにやってほしい」としています。JASRACコードは103-2506-9。
・日本のカラオケで歌える曲のうちもっとも収録番数が多い曲
明治時代に作成された「鉄道唱歌」が該当します。全部で374番まで(399番とも)存在していて、JOYSOUNDでは374番のうち、第一集に収録されている66番まで歌うことができるようです。だからといって15分59秒も歌う気にはなれないのですが…。(DAMだと28分40秒もかかります)
かつては長らく日本一長い曲とされていたのですが、現在は1987年に発表された「石坂まさを一人旅して─全国我が町音頭」(県別編・市町村編合わせて3355番)に記録を大幅に塗り替えられたため、こちらの記録が残っています。
もう一つ蛇足ですが、NHKでかつて放送されていたゆうがたクインテットでは鉄道唱歌のメロディに乗せて山手線の駅名を歌う「鉄道唱歌 山手線」のコーナーがあり、外回り・内回りの2種類が存在していました。もしかしたらこれを読んでいる方の中にもメロディーだけは知ってるっていう人がいそうですね。
・世界一短い曲
この記録を持っているのはイギリスのヘヴィメタルバンド、Napalm Deathさんの「You Suffer」という曲(1秒)。正確な長さは1.316秒とされていて、彼らはライヴにおいてこの楽曲を頻繁に演奏しているそうです。この楽曲は1986年に録音され、翌年に発表。その後2007年には20周年を記念してMVが作られ、こちらも世界一短いMVとなっています。
……ここまで日本関係ないと思われている皆様、ご安心を。この記録、日本にも存在しています。該当アーティストはSxOxBさん、BBQ CHICKENSさんの二組です(共に1秒)。特にSxOxBはNapalm Deathに多大な影響を与え、スプリットも制作されています。具体的に何の楽曲なのかの記載が無かったので今度機会があったら聞いてみようと思います。
・世界最短でCDリリース
こちらはRisky、もとい島崎和歌子さんの「My life is...」という楽曲。ジャケット撮影からレコーディング・CD完成までの時間が4時間28分という超ハイスピードで制作されました。因みにこのCD、シングルなのですが、カップリングも普通に入っています。また、Riskyという名義なのですが、これはいわゆる企画ものアーティストとしての名義だそうですよ。
・アメリカ合衆国のBillboard Hot 100にチャートインした作品の中で最短の曲
ピコ太郎さんの「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」がこれに該当します(45秒)。ジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで「お気に入り」とツイートしたり、BBCニュース・オンラインやCNNが記事に取り上げたり、オリコンスタイルは「世界的人気」の見出しを用い「独特なリズムに乗せた中毒性の高いフレーズ」と紹介したり、YouTubeが発表した「2016年動画グローバルランキング」で日本人アーティストで初めてランクインしたりと、当時は(もしくは現在でも)物凄い人気でしたね。
2020年4月時点で、公式動画の再生数は約5億回、関連動画を含めた累計再生数は約20億回に達しています。また当曲のWikipedia、結構細かい情報が入っているので何故バズったのかを考えるのも楽しいかも知れません。
4、アルバム
・最も多くミュージックビデオが収録されたアルバム
SKE48さんの『この日のチャイムを忘れない』 です。63曲のミュージックビデオが収録されたボーナスDVDが付属しています。「初回限定フォトブック仕様(Album+DVD)」と称するDVD・ブックレット付きの盤と「通常盤」の2種類がリリースされていて、収録曲数は前者が14曲、後者が15曲です。そのうち13曲は両盤で重複し、残りは前者に1曲、後者に2曲それぞれ異なるカバー曲が収録されているため、全部で16の楽曲が収録されていることになります。
で、MVの方なのですが、これは制作時のメンバー63人が1人1曲ずつ担当し、それぞれ別の楽曲・別の監督で独自に制作されたもので、MVに使用されている楽曲は、発売までに発表済みのSKE48の楽曲または、SKE48がAKB48の演目を用いて行ったことがある劇場公演の楽曲で、全てSKE48にゆかりのある楽曲なのでした。
・トップ100にチャートインしたCDアルバムに収録された同一曲のバージョン、リミックスの最多数
『GET WILD SONG MAFIA』というアルバム。説明不要だとは思いますが、「シティーハンター」のEDでお馴染みの「Get Wild」の発売30周年を記念した企画コンピレーション・アルバムです。タイトルの「MAFIA」は、暴力的なほど、という意味合いで「Get Wild」を36曲も収録したことに由来しています。日本のオリコン週間アルバムランキングにおいて2017年4月17日付で初登場4位でした。こちらはギネス記録になっています。
名曲というのはやっぱりいつまでも歌い継がれるものなのでしょうね。まぁ、このアルバムに収録されていないバージョンも幾らかあるようですが。

うーん、結局長引いてしまった…
短めにするつもりだったのになぁ…
一応次回は世界編を投稿する
予定なので、次回も見て欲しいなと
思います。それではー…
Comentarios