ふーめーきんと学ぼう!! ⑦「吸血鬼」

ハッピーハロウィーン!!
ふーめーきんです。え、早いですか?
いやほら次回更新する頃には
もう11月になってますし…
そんな訳で、今回はハロウィンに
因んだ話題でやっていきましょう!
仮装?それはまた今度で…
1:吸血鬼といえば石仮面だと思う
吸血鬼(きゅうけつき、英: vampire)は、民話や伝説などに登場する存在で、生命の根源とも言われる血を吸い、栄養源とする蘇った死人または不死の存在。その存在や力には実態が無いとされる。
(Wikipediaより引用)
早速ですが皆さん、吸血鬼のスペックってどの程度ご存じでしょうか。血を吸うだけ?いいえ、飽くまで吸血は食事の為であり、能力かと言われるとちょっと微妙な所。じゃあ正解はというと、大体以下のようになります。
人間を超える腕力
体をコウモリや狼などの動物、霧や蒸気に変身させる能力
催眠術やフクロウ、コウモリ、狼、狐、昆虫といった動物、嵐や雷などを操る力
…いや多すぎでしょヤバいよこのスペック…。しかもこれでいて元死人だったり不死存在だったりするため殺せないので恐ろしいどころの騒ぎではありません。でもまあ、時間を止められるよかマシですね。
ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』、シェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』など、多くの創作において登場してきた吸血鬼。生と死を超えた者、または生と死の狭間に存在する者、不死者の王とされています。
一般に吸血鬼は、一度死んだ人間がなんらかの理由により不死者として蘇ったものと考えられていて、現代の吸血鬼・ヴァンパイアのイメージは、ヨーロッパにルーツがある伝承のイメージが強いです。吸血鬼の伝承は古くから世界各地で見られ、古代ギリシアのラミアやエンプーサ、古代バビロニアのアフカルを皮切りにテッサリアの巫女、ブルーカ(ポルトガル)、ドルド(ドイツ)、東ヨーロッパのヴァンパイアに加え、アラビアのグール、中国のキョンシー等も該当します。
多くの吸血鬼は人間の生き血を啜り、血を吸われた人も吸血鬼になるとされています。ゾンビ映画みたいですね。
発祥としては、カタレプシー(蝋屈症)を死亡と信じた人々によって埋葬され棺の中で蘇生した人や、死蝋など埋葬された時の条件によって腐りにくかった死体への錯誤、あるいは黒死病(ペスト)の蔓延による噂の流布により生まれたとされているようです。
2:吸血鬼の意外な素性
そんな吸血鬼ですが、姿としてはぶよぶよした血の塊のようなものか、もしくは生前のままの姿であることが多いようです。日本では殆ど後者ですが、海外だと血の塊みたいなものの方が有名なんですかね?
死者が吸血鬼となる場合、生前に犯罪を犯した、神や信仰に反する行為をした、惨殺された、事故死した、自殺した、葬儀に不備があった、何らかの悔いを現世に残している、などの例があります。他にも、全く不可解な理由によって吸血鬼になることもあり、東ヨーロッパでは葬られる前の死体を猫がまたぐと吸血鬼になるとされたそうですよ。そんなこと起きないとお思いの皆さん、実際に「あった」からこそこういう伝承が作られるんですよ。きっと。
吸血鬼の存在を信じていた人々にとって、吸血鬼は現実に差し迫った脅威で、とくに農村部などにおいては、不可解な事件が発生した際に多くの吸血鬼退治が現実に行われました。この吸血鬼退治は、ごく僅かですが1900年代になってからも行われたことが資料によって確認されています。

ひえ~っ!中世から現代までも
語り継がれてるなんて…
というか、こんなチートみたいな
キャラに勝てるんでしょうか…
最近だと、人間を惹きつけるために
イケメンや美女になるみたいだし…
3:【悲報】吸血鬼さん、弱点が多すぎる
上の方では散々と吸血鬼の恐ろしさについて述べてきましたが、この後は吸血鬼の弱点について話していきます。ですが、吸血鬼の弱点は想像よりもかなり多いです。皆さんもよく知ってる有名なものと言えば、
日光
十字架、聖水など
ニンニクや匂いの強い香草等
この辺りが挙げられるでしょうか。因みに、十字架や聖水を忌避するのは生前キリスト教を信仰してた時の罪悪感で苦しんでるだけなので、信仰が無かったりキリスト教圏外だったら普通に効果は無いです。日光に関しては確かに弱いのですが灰になるのは後世の設定だそう。ニンニクなどはある地域が魔除けとしてニンニクを使っていたら吸血鬼の被害が少なかったことに由来するみたいです。
これ以外にも沢山あるので、全て、とは言えませんが出来る限り色々な弱点をあぶりだしていこうと思います。
流れる水を渡れない
川などの流れる水を避けるようで、川を渡ればそれ以上は追ってこれないという話が残っています。狂犬病の性質とよく似ているので、それがモチーフなのではないかと言われています。
杭を心臓に打ち込むと死ぬ
心臓に杭を打ち込むのは心臓を抜いたり撃ったりしても再生するから(もしくは死なないから)で、本来心臓がある部位に杭を打ち込んで再生を阻害するのを目的としています。
鏡に姿が映らない
見せかけの姿が映らないとする話もあります。古来から鏡には人間の魂を映し出す力があると信じられていた為に、肉体と魂の結びつきが弱いとされる吸血鬼は鏡に映らない、という寸法ですね。幽霊みたいですけど。
初めて訪問した家では、その家人に招かれなければ侵入できない
逆に言えば、知人しか家に侵入して襲えない、という感じでしょうか。十字架や聖水などと同様に、キリスト教だからこその理由がある弱点のひとつです。
種などを見るとその粒を集めなければ気が済まない
似たような事例として、縄の結び目を見るとそれを解こうと躍起になる、というのもあります。細かい作業が好きなんでしょうか。
銀の弾丸もしくは呪文を刻んだ弾丸で撃つ
銀そのものを恐れるという話も。というか、銀って大概のモンスターに効いてますよね。狼男とか。
首を切り落とす、死体を燃やす
昼の内にやっておくことで夜に吸血鬼として現れるのを防ぐのだとか。死体損壊しちゃってるんですが大丈夫でしょうか…?
葬儀をやり直す、死体を聖水やワインで洗う、呪文などで瓶や水差しに封じ込める
こちらは死体を損壊しない方法です。そういえばさっきの項目で葬儀に不備があると吸血鬼と化す、みたいな話がありましたね。聖水は言わずもがなですが、三つ目ってなんかドラ〇ンボールとかで見たような…。
特定の月齢や曜日、キリスト教の祭日などの日には活動できない
例えば、「赤い月を不浄として赤い月夜に吸血を行わない」など。まあ吸血鬼も祭事の日くらいは楽しみたいですものね(適当)。

いや多いよコレ!
出来る限りって言ったけど
流石に多すぎでしょ!
他にも、馬の蹄鉄を避ける、みたいなものもあるようです。蹄鉄の何がそんなに駄目なんでしょうか…。さて、なんでこんなに弱点があるのか、という話なのですが、それは大体200年前まで遡ることになります。
本来吸血鬼は上記の通り各国、各地域で色々な伝承があったのですが、1800年以降人の流れが活発化するのと同時に伝承が積み重なっていった結果、それぞれの地方の弱点まで織り込まれてしまい、結果的に弱点が多いモンスターになってしまったのです。要するに、様々な吸血鬼像が単純な足し算で出来てしまった、という感じですかね。
この設定は後世の『ドラキュラ』などの話にも活かされていく事になり、日本にも入ってくるようになりました。私たちの知る吸血鬼は、この辺の設定で成り立っているのです。
余談:現代の吸血鬼事情
2004年1月、ルーマニア南部の寒村で、76歳で亡くなったペトラ・トーマンさんが、葬儀の後に親族の男性6人によって掘り起こされ、心臓を切り取られるという事件がありました。これは現代では当然ですが犯罪なので、後日警察によって捜査、立件されました。
ペトラさんは生前は村人に親しまれ尊敬された人物でした。しかし、死後に親族がペトラさんが蘇って血を吸った夢を見て、その後親族の数人が病気になりました。このため、親族の一部はペトラさんが吸血鬼になったと信じてしまい、凶行に及んだみたいです。切り出した心臓を焼いて灰にして、その灰を病気になった親族に飲ませた所、悪夢も見なくなり、病気も全快したと犯行に及んだ親族は主張しました。プラシーボじゃないですかねそれ。
また、2017年10月には、アフリカ南東部マラウイで、自警団が「吸血鬼」と疑う男性2人を殺害する事件が発生し、警察は翌日、この事件に関連して124人を逮捕したと発表しました。犯行に及んだ集団は、被害者2人が呪術の儀式用に人間の血液を入手しようとしていると信じ切っていたといいます。
この地域では9月から吸血鬼がいるという噂が広まっていて、犠牲者数はこの事件までで計7人でした。現場では激高して暴徒と化した集団が警察と衝突した上、吸血鬼の脅威への抗議だと主張して主要道路を封鎖。国家警察のトップは、「一斉摘発」で124人を逮捕したと発表しました。
やはり、現代になっても恐ろしいものは恐ろしい、という事なのでしょうか…。まあでもあんなに弱点があるならその場の機転で意外と何とかなりそうなものですけどねぇ…。

大きな力には大きな代償が云々…
みたいな感じの話ですよね。
これがメジャーであるが故の
足枷…なんですかね、知らんけど。
あと、こういうホラー系の話って
体験した人が生き残ってないと
あまり広まらないですよね。
それも実は影響してたりして…。
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