琴ちゃんのポケモンSV対戦記『シーズン5終了』編

こ、こんにちは!風鳴琴です!
前回お伝えした通り、今回は
シーズン5中に使用した
パーティーを紹介する
わけなんですが…まさか
こんなことになるとは…。
え!全勝でマスボ級到達を⁉
改めまして風鳴琴です。皆さん、準伝説環境は楽しめていますか?私は異様なまでに増殖したどくびしパに驚いています。キラフロルやドヒドイデ、マスカーニャやテツノドクガまで…カジュアルバトルだとガチ勢があまりいない所為か見かけることも少ないのですが、ランクバトルでは2戦に1回くらいの高頻度で見かけています。確かにディンルーやチオンジェンという超耐久のポケモンが出てきたら定数ダメージに頼る気持ちもわかります。
ディンルーはHABが高く、CSは最小限、Dは並程度といった種族値に加え、特性により特防が更に約1.3倍になるので、特防に特化するとハバタクカミのムーンフォースを弱点でも2回耐えるというもはや耐久の化け物になります。そこに相手の現在のHPを半分にする『カタストロフィ』や一撃必殺技『じわれ』、『ステルスロック』からの『吹き飛ばし』など…なまじ火力もあるのでチョッキ持ちもいるみたいですね。ただ、ヘイラッシャと同様に回復技は眠るしかないので、持久戦を仕掛けるなら食べ残し出ないと難しいです。
チオンジェンはHACSがそこそこ、BDが高めのポケモンで、特性によって防御が約1.3倍になります。ディンルーと違い、HPはそんなに高くはありませんが、『ねをはる』や『やどりぎのタネ』という定数回復技を持っているので、持久戦という名のゾンビ戦法がやりやすいですね。その場合、初手でチオンジェンに出し勝ちできる子を対面させないとキツい場面が多いと思われます。ただ、弱点の数はかなり多いので、そこを突いて押し切るのが勝ち筋なのかなと思います。耐性的に毒テラスタルが多そうなので、ある程度警戒しておくといいかもしれません。
他の準伝説2体もだいぶ火力高くてやばいですが、順位3~4桁でよく見るのはこっちの耐久組ですね。
…何で3~4桁の話をしたか?それはもちろん…

3~4桁台に入ってたからです。
今回マスターボール級に到達する前はスーパーボール級(RANK8)からのスタートだったのですが、そこからなんと8連勝しまして、マスターボール級まで直行してしまいました。いつもだとハイパーボール級で時間がかかるのに一体どうしてなんでしょうか…?
そんなわけで、今回はそんな私のパーティーをしっかり紹介していけたらなと思います。どうぞ最後までお付き合い願います!
ご自慢のメンバーたち

マスカーニャ
性格…いじっぱり
特性…へんげんじざい
努力値…A252 B4 S252
技…トリックフラワー/トリック/はたきおとす/とんぼがえり
持ち物…こだわりハチマキ
テラスタル…くさ
パーティーがディンルーにそこまで強く出れなかったので採用しました。シーズン2以来久々の登場です。
型は超攻撃特化です。ディンルーを拘りトリックでステルスロックを撒き続けさせるもよし、トリックフラワーでオボンのみの回復込みで受からない位削るもよし、とディンルー相手にはかなり強く出られました。初手がハバタクカミとかだとキツかったですがSで勝っている相手には即蜻蛉返りを決めることもあるのでサイクルにも強く、総じて非常に取り回しやすかった子です。
ちなみに、草テラスタル込みだと抜群ならHB特化のディンルーでも乱数1発(ただし6.2%とかなり低確率)で倒せます。これでも耐えてくる向こうもやっぱりおかしいのですが…。
ラウドボーン
性格…ずぶとい
特性…てんねん
努力値…H252 B252 S4
技…おにび/たたりめ/フレアソング/なまける
持ち物…オボンのみ
テラスタル…くさ
このシーズンの物理受けとして採用したのがラウドボーンです。最初に選んだのもこの子だったので非常に思い入れの強い子なのですが、ようやく満を持しての登場になりました(パルデア御三家、あと1匹忘れてるような…?)。
鬼火をして物理受けを完璧にしながらフレアソングで積んで倒すというシンプルな型ですが…正直言うと今の環境がとにかくこの子に向いていませんね…。準伝説全員が悪タイプ複合なので、悪タイプ弱点のこの子にはかなり辛いものになりました。このパーティーを使っていたときは格闘タイプもまだ多くはなかった頃なので、どちらかといえばヘイラッシャを採用してたら楽だったかもしれません。ごめんねラウドボーン…。
とはいえマスター昇格はこの子のおかげでもあるので非常に感謝しています。鬼火を入れていると悪テラスタルドドゲザンのドゲザンを総大将の補正込みで2耐えできる(抜群なんですけど)ところに頼もしさを感じました。ありがとうラウドボーン!
ガブリアス
性格…ようき
特性…さめはだ
努力値…A252 B4 S252
技…ドラゴンクロー/じしん/つるぎのまい/テラバースト
持ち物…クリアチャーム
テラスタル…ほのお
今回はセグレイブはおやすみしてもらい、物理の地面枠としてガブリアスを採用しました。正直イーユイの火力が馬鹿にならないとレギュレーションC開始前から思っていたので、氷タイプは難しそう…と外したのが原因なのですが、パオジアンはやっぱり強かったですね…。
ガブリアスの持ち物、鉢巻もスカーフも別の子に持たせているので非常に悩んだのですが、前シーズンから少なからず存在していた甘えるハバタクカミの存在を思い出し、クリアチャームを採用しました。この持ち物、ダブルバトルでは威嚇対策として持たせている人が多く、かなりメジャーな持ち物らしいのですが、シングルではあまり知られていないのか、かなり刺さりましたね。
そのおかげでハバタクカミの甘えるやドヒドイデの冷や水などを無効化(冷や水はダメージだけ受けるので実質隠密マントです)して剣の舞を積み、飛んできそうな氷やフェアリーを炎テラスタルで透かしつつ一気に試合を持っていくという豪快なプレイができるようになりました。チオンジェンの入る構築にはかなり刺さったので、クリアチャームもぜひ使ってみて下さい!
デカヌチャン
性格…いじっぱり
特性…かたやぶり
努力値…H116 A252 B4 D4 S132
技…デカハンマー/はたきおとす/じならし/アイスハンマー
持ち物…とつげきチョッキ
テラスタル…ひこう
さて、遂にデカヌチャンをパーティーに組み込むことができました!シーズン2から使い始めてどの型も運用が難しく諦めかけていたのですが、こちらの動画の子を採用してみたところ、非常に強かったです!
抜群でもテツノドクガの炎の舞を確定耐えして、耐久に振ってなければそのまま地ならしで確定1発で持っていく…マスカーニャと並んで先発にすることが多かったので、それ読みでテツノドクガが出てくるためにかなり刺さりました。
デカヌチャンの強みは特性を無視できるところにあります。アタッカー型であればカイリューのマルチスケイル、ミミッキュの化けの皮、ロトムなどの浮遊等々…積みアタッカーなら天然も突破します。今回は積み技がないので、前者の対策をメインに据えてます。ただ、あまり相手に刺さっていると感じる場面が少なく、パルデアには物理耐久の高い子がわんさかいるので選出はかなり慎重に行う必要はありました。でも出し勝ちすると強いのでオススメです。あと可愛いですよね。ね?
テラスタルの飛行ですが、正直微妙かなと思います。地面技を撃ってくるポケモンは大抵氷技もセットで搭載しているので(攻めの相性が良いらしいです)、地面を透かしても次のターンに氷技が飛んできてしまいます。なので地面と氷の両採用が多いイダイナキバを強く意識するなら虫テラスタル、最近増えた炎技を警戒するなら水テラスタルなどが良いのかなと思いました…。
ハバタクカミ
性格…ずぶとい
特性…こだいかっせい
努力値…H252 B252 S4
技…ドレインキッス/シャドーボール/めいそう/あまえる
持ち物…ブーストエナジー
テラスタル…ゴースト(未使用)
今回のハバタクカミは前回とは別の子です。HB特化残りSというちょっとネチネチとした努力値振りですが、この振り方でブーストエナジーを発動させるとなんと素早さが上がります(B種族値55しか無いですからね…)。この状態の素早さラインはスカーフ最速S90族と同じ、つまりスカーフコノヨザル辺りと同速です。スカーフコノヨザル…命懸け…うっ頭が…。
基本CS振りブーストハバタクカミかテツノツツミ、スカーフ持ちのガブリアス、イーユイ辺りにしか抜かれないので基本上から行動できます。そして物理には甘える、特殊には瞑想を積んで耐久しつつ、減った体力をドレインキッスで回復して…といった立ち回りが基本になりますね。回復枠は痛み分けと迷いましたが、回復量が相手の残り体力に依存してしまうので、相性などありますが確実に回復できるこちらを採用しました。
運用してて今更思ったのですが、ドレインキッスの威力も上がりますし、これ絶対テラスタイプフェアリーの方が良かったですね。テラピース使うのが勿体無いと思ったのがいけなかったです…。
イーユイ
性格…おくびょう
特性…わざわいのたま
努力値…H4 C252 S252
技…あくのはどう/かえんほうしゃ/オーバーヒート/テラバースト
持ち物…こだわりスカーフ
テラスタル…フェアリー
最後は準伝説枠でイーユイを選びました。魅力は何と言ってもその火力!性格補正も無く眼鏡もありませんが、それでもオーバーヒートでH振りチョッキ持ちのドドゲザンやジバコイルを余裕でワンパンできます。耐久無振りセグレイブでも乱数1発(43.7%)なので文字通りすごい火力ですね…。ちなみにC特化かつ眼鏡持ちイーユイが炎テラスタルでオーバーヒートを撃つと半減の無振りサザンドラやH振り水ロトムをも一撃で持っていきます(凄い金魚さんですね…)。
テラスタイプは4災ミラー警戒と格闘タイプに強く出れるようにフェアリーを選びました。威力80のテラバーストですが、なんとH振りコノヨザルを乱数1発(68.7%)で落とせます。イーユイはとにかくサブウェポンが不足しているので、通りの良いフェアリーはかなり強く感じました。相性も考えるなら草テラスタルでも良いかもしれませんが。
苦手な相手はキノガッサとバンギラス、そしてイーユイ辺りでしょうか。イーユイは耐久が低く、A特化キノガッサのマッハパンチでも耐えられません。バンギラスは砂嵐も相まって特防がハチャメチャに高く(偶にチョッキも持っているときがあります)、フェアリーテラバーストでも余裕で耐えてきます。イーユイはミラーになるとお互いの特性の効果が無効化されるのでかなりキツい戦いを強いられます。極端に苦手な子は他に回しつつ、そうでなければ基本自力で突破して…という風に、扱いは難しいですが強さはしっかり見せてくれました。ミヨミヨー。
立直は天才を凡夫に変える
さて、マスボ級到達後はしばらく4桁を維持していたのですが、ある時を境にズルズルと順位を落としてしまいまして…

最終的な順位は63768位でした・・・。
念のため補足しますが、一応最終順位としては過去最高値なので嬉しいことは嬉しいのですが、なんともモヤモヤする結果になりましたね。
負けが込み始めたのはコノヨザルやポイズンヒール型のキノガッサが増加してきたあたりで、色んなビルドレイン型のポケモンに蹂躙されてしまったのが原因のように思います。イルカマンやキノガッサはまだしも、サケブシッポにやられたときには怒りよりも称賛が出てきましたね。
解禁して欲しいポケモンたち その2
前回の記事に引き続き、DLCで内定したら強いのでは?と思うポケモンたちを4体ピックアップしました。今回はシンオウ地方のポケモンたちです。
トリデプス
H60 A52 B168 C47 D138 S30 (合計495)
ふーちゃんがTODで負けたことがあるらしいのですが、今のところBDSPとLA以外で内定していません。毒々が無くなっているので3DS時代のTODは難しいかと思いますが、もしボディプレスを覚えたら完全に凶悪化するはずです。ただでさえ防御が高いのに鉄壁もできるし、何より見た目的に覚えてもおかしくないですし…(ザマゼンタは…あれ何で剣盾で貰えなかったんですかね?)。
通せんぼうで初手からTODも仕掛けられ、かつ特性防音で身代わり後の音技を通さない…主にラウドボーンなどのメタになる予感がします。毒菱との相性も抜群なので、キラフロルやドヒドイデ、テツノドクガなどと組ませると強いかなと思います。ちなみに何故か挑発もあるので搦め手も効きにくいです。
弱点、かどうかはわからないのですが、特性すり抜けを持ち、かつタイプ上ボディプレスの効かないドラパルトがキツいかもしれません。素の耐久も高いので一発で落とされる心配もあまりなさそうですが…。
ドサイドン
H115 A140 B130 C55 D55 S40 (合計535)
キョジオーン、ヘイラッシャ、テツノカイナ、ディンルー…パルデアには既にこのタイプの種族値を持つ子が多いですが、さらに一石を投じさせていただきます。このドサイドン、特性とテラスタルの噛み合いが非常に良いんです。ドサイドンの特性は避雷針とハードロック、隠れ特性は捨て身ですが、今回はそちらはおいておきます…。まずは避雷針から。
避雷針は電気タイプの技を無効化し、自身の特攻を一段階上げます。特攻が55しか無いドサイドンには無縁と思いがちですが、重要なのは無効化の方。電気が弱点のタイプにテラスタルすることで弱点を1つ減らすことができます(以前はアズマオウが同じことができていました)。水はテラスタル前後で弱点が被るので飛行タイプが良いかなと思います。
もう一つのハードロックは弱点で受けるダメージを半分にするといったものです。2倍弱点なら等倍に、4倍弱点なら2倍になります。テラスタル時は単タイプになるので、全ての技を等倍以下で受けることになります。その場合ですと、半減タイプの多い鋼辺りが良いのかなと思いますね。物理であれば等倍受けもできるので、テラスタイプはパーティーに合わせて決めるのも良いでしょう。
運用としては、最初に挙げた子たち同様、耐久型にするか、チョッキを持たせたアタッカーにするのがベストかなと思います。しんどい相手はテツノツツミでしょうか。避雷針型はテラスタル前後でハイドロポンプとフリーズドライがそれぞれ刺さるので気をつけましょう…。
トゲキッス
H85 A50 B95 C120 D115 S80 (合計545)
前作の初期環境で猛威を振るったとされているポケモンです。今作はダイマックスがないのでダイジェットで素早さを上げることはできませんが、このテラスタル環境、意外とまだやれることが多そうです。
トゲキッスは耐久無振りでもそこそこ硬いのですが(物理はパオジアン以上特殊はサケブシッポ以下)、弱点をずらされるとキツく、鋼テラスタルだと電気以外の弱点を半減以下にできるようになります。フェアリー技を受けに来る炎タイプには抜群を点かれるので全て対応できる訳ではありませんが…。
あとトゲキッスで特筆すべき点は特性の天の恵みを活かした「まひるみ戦法」ですかね…耐久はそこそこあると先程書きましたが、トゲキッスは素早さもそこそこあります。なんとあのカイリューと同速です(あの子には素早さの概念はほぼありませんが)。例えばテラスタルを切ってしまったディンルーが嵌められたまま押し切られてしまう可能性があります。サーフゴーには電磁波もエアスラッシュも効きませんが、炎テラバーストでゴリ押しされる場合もあるかも。
トゲキッスの特性は天の恵みと張り切り以外にも、隠れ特性の強運があります。強運の効果は、急所率が一段階上がるというもので、天の恵み共々運要素の強い特性になります。しかしこちらもなかなか侮れず、特攻が120もあるトゲキッスのムーンフォースは急所込みでなんと…H振りチオンジェンが乱数1発(25.0%)です。…うーん、やっぱり侮っても良いかも…。特化して眼鏡持ちでもH振りディンルーが乱数1発(25.0%)なので、やはりまひるみをしている方が強いかもしれません…。
グライオン
H75 A95 B125 C45 D75 S95 (合計510)
キノガッサと並ぶポイズンヒール使いです(というか実際この2匹だけなのですが)。身代わりと守るを繰り返すことで持久戦を仕掛けられるのが強みですね。
地面タイプと飛行タイプの組み合わせは受けとしても強いですが、アタッカーとしても強い部分があります。実際飛行テラスタルのカイリューはサブウェポンに地震を搭載していますからね。テラスタルすればさらに打点が増えるので、例えば草テラスタルで水ロトムにテラバーストを撃ち込んだりもできます。受けとしてもテラスタルで弱点をずらせるので受けの流れに持っていきやすいです。
苦手な相手は吹き飛ばしで身代わりごと強制交代してくるディンルーやカバルドン、メインウェポンがどちらも弱点のテツノツツミ辺りでしょうか。特に水タイプを半減するタイプはフリーズドライで弱点を突かれてしまうので、氷タイプを半減できるテラスタイプにすべきかなとは思います。あとは毒、鋼タイプは毒にならず、出してすぐテラスタルすると毒毒玉が発動しなくなりますので注意しましょう。

はい、以上シーズン5の感想戦でした!
シーズン6のパーティーもすぐに
上げる予定なので是非お楽しみに…!
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