琴ちゃんのポケモンSV対戦記『シーズン15』編

お待たせしてしまい申し訳ありません…
風鳴琴です、お久しぶりです…!
今回は大分遅くなりましたが
シーズン15で使用していた構築を
紹介しようと思います…!
レギュG、どうでしょうか…?
改めましてお久しぶりです、風鳴琴です。禁止伝説が解禁されて、環境が更に激変していますね。私もシーズン19までは頑張っていたのですが、あまりにも環境がわからなかったので(それ以外にも色々と理由がありますが)先月から半ばあきらめムードになってます。
環境理解はある程度できているつもりでも、ミスやアドを取られてしまった際になかなかリカバリーが効かなくなっており、メンタルの削れ方が尋常じゃないなと感じました…。一番つらかったのは前回の記事にて悪ウーラオスが禁止伝説環境で活躍するかも…という話をしていたのに実際は全く見かけなくなってしまったことですかね…。信じていたのに…。
そんなこんなで悲しみに明け暮れていたのですが、来月から更にレギュレーションの変更が起こるといった話を受け、久しぶりに復帰してみようと思いました。で、ブログを見直してみたところ、まだレギュレーションFの結果を全て投稿できていなかったので、今回こうして久しぶりの記事を執筆しています。レギュレーションH、楽しみですね…!
2月シーズンの話…ってもう半年前ですか…⁉
さて、私はシーズン15も難なくマスターボール級に到達…したはいいものの、勝ったり負けたりを繰り返し、気が付けば40000位まで落ちてしまっていました。パーティーの見直しが必要だと考えた私は、最近猛威を振るい始めた「あの構築」を使い始めました。
その構築名とは『イエカシラ』です。
イエカシラとは、イエッサンを出してサイコフィールドを展開し、レギュレーションFで追加された新規パラドックスポケモンのテツノカシラで全抜きを狙う構築です。対面構築に近いので、私の中では扱いやすいかなと思い採用しました。
結果、使用し始めてからの順位は43000位からのスタートでしたが、11勝2敗で一気に勝ち上がり、一瞬で4桁まで到達しました。そして最終結果に至っては…

なんと7312位!最終成績では過去最高順位を獲得しました(最終日に無理に突っ込んでしまった結果この順位になったのでもう少し高い順位だった可能性も…)!構築はほぼ借り物とはいえ、メンバーなどはちゃんとたくさんのイエカシラの構築から自分の手でセレクトしたので、良い結果が残せて非常に嬉しかったです!
風鳴琴式イエカシラ、スタート!
さて、イエカシラの構築メンバーは以下の通りです。構築としてはイエッサンとテツノカシラ、オオニューラまでは確定、残りは良く採用されていたオーガポン、ステロ要員コノヨザル、受け崩しのガチグマを採用しました。ということで以下にそれぞれを使用してみた感想を書いていきます。

イエッサン♂
特性…サイコメイカー
性格…臆病
努力値…H60 C244 S204
技…ワイドフォース/マジカルシャイン/アンコール/癒しの願い
持ち物…グランドコート
テラスタル…エスパー
調整
C…できるだけ高く
S…準速100族抜き抜き抜き(下記のテツノカシラと同速)
H…余り
♀はよくダブルで見かけるようですが、シングルでは♂が使用率が高いみたいです。特にイエカシラに関しては構築の要になる存在なので、とっても慎重に調整を考えました。が、よく考えてみれば、テツノカシラやオオニューラを早めに着地させるためには耐久をそんなに振らなくても良いことに気が付き、耐久は最低限のCSベースになりました。持ち物はきあいのタスキや拘りスカーフなど、色々とバリエーションが豊富でしたが、一番安直なグランドコートを選びました。これがあるおかげでサイコフィールドのターンを8ターンまで伸ばせるので、後続のポケモンたちを暴れさせやすくなりました。
無論イエッサン自身もワイドフォースで火力を出せるのですが、イエッサンの本質としてはアンコールで敵の行動を縛ったのち、シームレスに後続につなぐことです。ハバタクカミをムーンフォースで縛ってテツノカシラにつなぐなどして積む隙を作ったり、カイリューの神速に後投げしてサイコフィールドで防いだ後、アンコールで縛ったりしていました。今回は後述のコノヨザルがタスキを持っているため、癒しの願いの仕様を最大限に活かしたりもしていましたね。
Sをテツノカシラと同速にしているのは、今回のテツノカシラが積み前提になっているため、イエッサンとの対面の段階で素早さの上下関係がわかるようにしているからです。これによって立ち回りを変えられるので結構柔軟に対応できていました。
ガチグマ(暁)
特性…心眼
性格…控えめ
努力値…H112 B4 C196 D4 S140
技…ブラッドムーン/ハイパーボイス/大地の力/真空波
持ち物…拘り眼鏡
テラスタル…ノーマル
調整
S…1段階下降した最速70属抜き
C…テラスタル時ブラッドムーンでドヒドイデを確定一発
特性の仕様によって、全てのポケモンに高出力のノーマル技をぶちかませる熊さんです。一時期は欠伸瞑想型で使っていたのですが、思い切った火力によるサイクル潰しとして採用しました。眼鏡ノーマルテラスタルのブラッドムーンは上記の通り耐久振りのドヒドイデを等倍で確定一発にできるほどの火力が出ます。拘り系とブラッドムーンの相性はあまり良いものではありませんが、受け回すサイクル系のパーティーにかなり圧がかけられるのでこの型に決まりました。
今回のパーティーはイエカシラ(イエニューラ)が主軸なので基本的に受けループ以外に選出はしていませんでした。暁ガチグマは欠伸型や挑発型など、受けループに強い型が多いような気がします。今回は眼鏡型ですが、どちらかといえば挑発型の方が受けループに刺さりやすいような気がするのでその点はちょっと反省ですね…。
オオニューラ
特性…軽業
性格…意地っ張り
努力値…H116 A236 B36 D4 S116
技…アクロバット/インファイト/身代わり/剣の舞
持ち物…サイコシード
テラスタル…飛行
調整
A…ステルスロック+剣の舞テラスタル無しアクロバットでH244振りカイリューを乱数一発(75%)
HB…特化水ウーラオスの水流連打を乱数耐え(87%)
HD…ステルスロック+臆病眼鏡ハバタクカミのテラスタルムーンフォースをサイコシード込みで確定耐え
S…軽業発動時に最速ブーストエナジーテツノツツミ抜き
イエカシラ必須パーツ(物理が通りやすい時用)です。正直構築名にオオニューラが入っていないことからお察しだと思うのですが、当時の環境は結構エスパータイプが通りやすかったのでテツノカシラより選出率は低かったです(下手したら後述のコノヨザルより低いかもしれません)。ただし、サイコフィールドによる先制技封じの中、サイコシードによる軽業発動でSブーストツツミを準速でも上回る素早さを即時発揮できるので、テツノカシラと違いほとんど準備はいらないのは強みです。剣の舞を積むと更に止まらなくなるので、選出した試合ではしっかり活躍してくれました。
アクロバットですが、軽業でアイテムが無くなる都合上オオニューラととんでもなく相性が良いです。サイコフィールドが切れてしまうと威力55のジャブと化してしまうので、アイススピナーなどでフィールドが破壊されてしまうと結構動きづらくなります。攻撃技はアクロバットとインファイトの2つだけですが、フェイタルクロ―を入れても良かったかもしれません(ワンチャン3割以上で行動不能になるので)。上位層には身代わりが結構刺さっていたので、こちらの採用価値もかなり大きいと思います。
コノヨザル
特性…負けん気
性格…陽気
努力値…A196 B60 S252
技…憤怒の拳/岩石封じ/アンコール/ステルスロック
持ち物…気合の襷
テラスタル…炎
調整
B…A252鉢巻水ウーラオスの水流連打を乱数耐え(94%)
S…最速
A…余り
初手に出してステロを撒くポケモンです。行動保証があるステロ撒きの中で、憤怒の拳の暴れ性能や初手ディンルーにテラスを切らせることができる可能性を考慮してこの子を採用しました。岩石封じからステロと動くことで後ろのイエッサンがかなりの確率で素早さ勝負に勝てるようになるので、かなり通しやすくて助かりました(岩石封じはかなりの命中不安技ではありますが…)。襷が発動しなかった時は、先述の通りイエッサンの癒しの願いで復活させたりしていました。このおかげで勝てた試合も結構多かったです。
タスキを貫通してくる水ウーラオスは天敵なので、高確率で耐えるように耐久調整はしていましたが、鉢巻水テラスタル水流連打が飛んできてあったのであっけなく倒されてしまったときは泣きました。高火力で全抜きを狙うにはタスキや頑丈を潰すためにステルスロックを撒きたくなるのですが、そこが潰されてしまうと結構きつくなるので難しいです…。
ステロ要員はブリジュラスと迷いましたが、イエカシラにブリジュラスが入ってたらさすがに電磁波ステロ型で決め打ちされるような気もしますし、初手のパオジアンと対面した際に、素早さを下げるための電磁波を電気テラスタルで透かされる可能性があるので結構対策されるかな…となったのもコノヨザルに決めた理由の一つです(氷柱落としによる怯みはどちらもどっこいどっこいですからね)。コノヨザルにも独自の強みがあるので、個人的には悪くはないのかな…とは思っています。
オーガポン(水)
特性…貯水→面影宿し
性格…意地っ張り
努力値…H76 A236 B4 D4 S188
技…蔦棍棒/パワーウィップ/戯れつく/剣の舞
持ち物…井戸の面
テラスタル…水
調整
A…ステルスロック+剣の舞パワーウィップでHB特化ドヒドイデを最低乱数以外確定一発
HD…特化眼鏡ハバタクカミのムーンフォースを最大乱数以外確定耐え
S…準速100族抜き抜き
B…余り
最初は型破りの強さを考慮して炎オーガポンにしようと思ったのですが、パーティー内で水と地面の一貫が切れていなかったので、両方の一貫を切りつつ低速サイクルに強いポケモンを採用するために水を選びました。具体的にはドヒドイデ+ディンルーやヘイラッシャ+特殊受けなど、オオニューラ受け+テツノカシラ受けがそれぞれ成立するポケモンの並びを崩してもらうことを想定していました。
が、私自身が水オーガポンを信用しきれず、あまり選出できませんでした…。一応、机上論ではサイコフィールド下の草タイプは地震神速カイリューからの打点が消えるため、地味に相性が良かったりもします。入れてから相手のディンルーの選出率は結構低かったので、それだけでも採用して正解だったように思います。ありがとう鬼さま!
テツノカシラ
特性…クオークチャージ
性格…臆病
努力値…H76 C252 S180
技…ワイドフォース/タキオンカッター/テラバースト/高速移動
持ち物…ブーストエナジー
テラスタル…地面
調整
C…できるだけ高く
S…高速移動1積みでブーストエナジーテツノツツミ抜き
H…余り
イエカシラ必須パーツ(特殊が通りやすい時用及びどちらでもない時用)です。ステロと高速移動からのワイドフォースで上から大体のポケモンを倒せるようになります。テツノカシラのテラスタイプは草や水など様々なものがありますが、今回はサーフゴーやイーユイ、メタグロスなど(鋼テラスタルのランドロスも含みます)を意識して地面テラスタルにしていました。地面タイプになることにより、ハバタクカミ対面での電磁波に強く出られ、高速移動から入れるようになったりします。高速移動後は、ステロとワイドフォースでだいたいのハバタクカミを落とせるので、タキオンカッターを水や電気テラスタルで耐えようとする動きにも強いですね。地面テラバーストはサーフゴーへの打点にもなるので、仮にイエッサンが悪巧みの起点になってもスムーズに処理できます。パオジアンとの対面で高速移動を積みたい際に、テツノカシラがテラスタルするのを読まれて氷柱落としを打たれるとかなりキツいですが、使用していた時は打たれなかったので結果的には良かったです。
ブーストエナジーはCにブーストがかかるようにしています。これによって瞑想を積まなくても悪ウーラオスがタキオンカッターでほぼ1発、イーユイも地面テラバーストで1発で倒せるようになります。パオジアンにはタキオンカッターがあるので、高速移動が積めればサイコフィールドもありかなり有利になります。
おまけ:禁止伝説環境で結構使えたポケモン紹介 その1
ただ昔の構築を紹介する記事になるのは少し気が引けるので、私が禁止伝説環境で使ってみて個人的に強いと感じたポケモンを紹介してみようと思います。
ウガツホムラ
特性…古代活性
性格…腕白
努力値…H212 B84 S212
技…ワイドブレイカー/ヒートスタンプ/火炎の守り/朝の日差し
持ち物…ゴツゴツメット
テラスタル…フェアリー
調整
HB…(古代活性発動時)A252振りコライドンの炎テラスタルフレアドライブ+逆鱗を確定耐え
S…できるだけ高く
これまでは古代活性を攻撃や素早さを上げるために使っていたウガツホムラですが、禁止伝説環境になってコライドンが解禁されたことにより、ブーストエナジーを使用せずとも晴れになる状況がかなり増えたように思います。そのコライドンに対する物理受けとして古代活性で防御が上がるように調整したウガツホムラを採用しました。
耐久に関してですが、上記のHBの欄を見てもらえばわかりますが、抜群の逆鱗でも1発は耐えます。コライドン側が鉢巻やスカーフのときはフレアドライブで拘る形になるので、どの型でもフレアドライブに後出しが効きます。さらに晴れのときは朝の日差しの回復量も2/3になり、ワイドブレイカーもあるので物理では突破不可の要塞が出来上がります。相手はこの段階でハバタクカミなどの特殊アタッカーに引きがちですが、そうなると晴れ下で火力の上がったヒートスタンプが襲い掛かります。うまく行けば1体で詰ませられるので非常に強かったです。
地味にザシアンにも強く、火炎の守りで火傷にさせて機能停止も狙えるのでかなり良かったなと感じました。使用していた当時はザシアンが地面テラバーストを採用することも多かったので、対コライドン並に対策できているかと言われると微妙ではありますね…。

という訳で今更ながらシーズン15に
使用したパーティー等を紹介させて
いただきました…。
次回はシーズン16、ではなく
シーズン17に使ったパーティーを
紹介していきますよ。
レギュレーションF最終シーズン、
果たしてどこまで行けたのか…!
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